クドリャフカ


遠い夢の先で、残した小さな足跡
銀色のカプセルに埋もれ弧を描いた虹
優しい顔をして辿る最後の挨拶
君はどんな時だって平気なふりをしていた

震える雪のような白
たったひとつの命を閉じ込める

クドリャフカ
無力な僕の姿を君は何処で見ているの
目に映る広すぎるその宇宙は、ただそっと声を奪っていく


壊れた街の果て、隠した小さな傷跡
降り積もる想いを捨てて僕は何処へ行こう?
濡れた瞳のまま数えた箒星の尾
僕はひとりぼっちでも構わないけれど

凍った夜のような黒
たったひとりで明日を信じられる?

どれだけの力を振り絞ってもすぐに息が止まるから
目の奥に焼き付けたその宇宙は、君だけの秘密になるんだ
ずっと


クドリャフカ
無力な僕の姿は君に見えているのかな
澄み切った幼い心に、宇宙が知らない世界を創りはじめるよ

どれだけの力を振り絞っても僕は僕を超えられない
届かないシグナルが今、地球を駆け抜けるような光になって消える

ほら…

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