好きな一刻が切り取りたくて
カメラを片手に家を出た
太陽が眩しいこの季節はとても熱いけど
雨を待つ植物達が見せる力強さは
生命の輝きを感じる
そんな一瞬を収めたいんだ
誘われるようにして辿り着いたのは
小さな木陰
鳥の囀りや
虫の囁きが聞こえる
懐かしい匂いと
大樹に魅せられ
そっと木陰に腰を下ろした
ふっ
と、涼風が駆け抜ける
見上げれば
木漏れ日が優しく身体を包んでいた
ああ
求めていた風景は
こんなにも近くにあったのか――